月曜日, 4月 04, 2005

デカルコ瀧口修造

瀧口修造がデカルコマニー手法で製作した作品群を世田谷美術館でみた。デカルコマニー手法は絵具をツルツルな版に垂らし、その上から紙などで押さえ模様を写しとる技法だ。『瀧口修造 夢の漂流物 展』のそのデカルコマニーたちは、5枚の壁に横5列、縦8列づつ配置され出迎えてくれた。遠くに見れば、緑や紫や茶色の淡いグラデーションタイルのような、その表面に定着した絵具が毛細血管のようだった。その細かさには際限がなく、絵具が定着した紙の繊維の細かさをもしのぐほどに見受けられ、「うぅ〜ん」と感銘の声をあげてしまった。そのデカルコマニーの作品は優しく柔らかく繊細で、彼の詩と同様なこだわりがにじみ出ていたた。

ほんとうは、巌谷國士の講演会が目当てでいった世田谷美術館だったけど、こちらは満員御礼であえなく断念。次の機会をみて、そのトークに心を震わせたいとおもいます。